SYMPOSIUM座談会

Coolmicチーム

グローバルコミック配信サービス立ち上げエピソード

2017年にリリースされた英語圏向けコミック配信サービス 「Coolmic」
その立ち上げメンバーに、プロジェクトスタート時の様子を話していただきました。

【ビジネスサイド】

  • KK マネージャー

    KK マネージャー

    2013年中途入社。大手家電量販店で接客経験を経て、ウェイブ入社。未経験からwebディレクター、ゲームのプロジェクトマネージャーの経験を積む。

  • SK メンバー

    SK メンバー

    2017年中途入社。アメリカの大学を卒業後、アミューズメント施設勤務を経て、Coolmic立上げのためウェイブ入社。

【エンジニア】

  • DI マネージャー

    DI マネージャー

    2016年中途入社。ゲーム会社や半導体装置メーカーを経て、ウェイブ入社。新規事業の開発業務を行う傍ら、メンバーのマネジメント業務に携わる。

  • KS メンバー

    KS メンバー

    2017年新卒入社。大学で知育玩具の開発を研究。入社後約半年の研修期間を経て、Coolmic立ち上げプロジェクトにアサイン。


少人数で各自が裁量持って挑戦していく


ー「Coolmic」とはどんなサービスなのでしょうか?


【KK】ウェイブはオリジナル電子コミックの出版をしています。自社コンテンツを多数持っているというのが事業上の強みでして、事業拡大のためにグローバル展開に挑戦したいと考えていました。そこでグローバル事業第一弾として、自社のオリジナルコミックを翻訳して英語圏向けに配信するサイト「Coolmic」を立ち上げました。


ー立ち上げ時はどういうチーム体制だったのでしょうか。


【KK】ビジネスサイドが2名、エンジニアが2名ですね。ひとりひとりが本当に責任もって頑張り抜かねばならない!という体制でプロジェクトがスタートしました。


ー少人数のチーム体制なんですね。


【KK】そうですね、自分ははウェイブで何本か新規事業の立ち上げを行っていますが、少人数で各自が裁量持って挑戦していくというのが当社の新規事業チームの特徴だと思います。


ービジネスサイドの立ち上げ時の状況はどういった様子だったのでしょうか?


【SK】自分はアメリカの大学を卒業しているのですが、前職はアミューズメント施設でボーリング場の運営をやっていました。英語は話せるがwebサービスはど素人であり、どうしてもグローバル事業に挑戦したいという思い一つでウェイブにやってきた人間でした。


ー未経験でグローバル新規事業立ち上げとはとてもチャレンジングですね。


【KK】逆に私はwebサービスの経験はあるが、英語は得意でないという状態でした。その二人がどうお互いの強みを重ね合わせ助け合い事業を作っていくかが肝でした。また当時私は別の新規プロジェクトも兼任しており、リソース配分が難しい状況でもありました。


ーお互いの強みをどう生かすかが大事だったんですね。


【KK】はい。そこで事業戦略の方向性や企画・仕様の大枠は自分が考え、内部デザインや、コンテンツの選定・制作、制作会社やアメリカの広告代理店との交渉など細かい実働部分は全て【SK】さんにお任せしていました。


ー未経験で実働をほぼ全て担うというのは、どんな心境だったのですか?


【SK】入社前は何をすればいいのかイメージがつかないという状態だったので、不安はありました。ただ実際にやり始めると「全部自分達で作っていけばいいんだ!」というのが実感できてきて、大変だけど面白いなと思えてきました。


ー裁量があるということですね。その分、何に取り組むべきかを考えるのは大変でしたか?


【SK】自分が何をすべきかという仕事の組み立ては、本質的には前職のサービス業の時の考え方が使えると気づきました。ユーザーが便利だと感じる機能は何か、ユーザーにとって使いやすいデザインは何かなど、自分がユーザーになったつもりでどこに手を入れるかを考えていきました。前職のボーリング場でも似たようなことをやっていたので、その経験が役立ちました。例えば、お客さんに楽しんでもらうにはスタッフがどういう動きをすればいいのか、それを実現するにはスタッフにどんなトレーニングをすればいいのかということを、順番に考えていくといったことですね。


ー知識やスキル習得面での苦労はありましたか?


【SK】Webシステムやhtml、CSS、デザイン知識などは一から覚えていったので大変な面もありましたが、どんどん新しい知識・スキルに触れられるのが楽しくもありました。特にプログラミングに初めて触れて、あらゆることが自動でできる!!と感動し世界が広がった気がしました。またスキル習得にはエンジニア陣が身近にいてサポートしてくれたので、非常に助かりました。自分でやってみてどうしても詰まってしまうところは、エンジニアの【KS】君を師と仰ぎ考え方をいろいろ教えてもらいました。

【KS】デザイン・コーディングの作業をする時は、机並べてずっと一緒にやっていましたね。

個人の成長のための新しい挑戦と、プロジェクトの成功を両立させる


ーエンジニアサイドのチーム状況はいかがでしたか?


【DI】自分と【KS】君の2名体制でしたが、【KS】君が新卒1年目で実践的なスキルと経験がまだ無かったため、いかに【KS】君に成長してもらうかがプロジェクト成功のキーでした。 また自分としても、新しいことに取り組むなら己が成長できなければ意味がないと思っており、これを機に今まであまり触れてこなかったインフラの経験をもっと積もうと考えました。


ーサービスリリースだけでなく、新人とベテランがそれぞれエンジニアとしての成長を目指していたんですね。


【DI】はい、個人の成長のための新しい挑戦とプロジェクトの成功を両立させるために、事前に業務プランを綿密に設計することに心を砕きました。【KS】君と自分の業務領域の分担を考え、【KS】君の方は何をどういう順番で経験していけば実践的な力が身につき活躍できるかというプロセスを組み立てていきました。大変だったとは思いますが【KS】君も非常に頑張って想定通り成長してくれたため、無事サービスをリリースすることができました。


ー【KS】さんは実際に本プロジェクトに挑まれていかがでしたか。


【KS】1年目から新規プロジェクトに取り組むチャンスをもらえたのは本当にラッキーでした。サービスの全体像や立ち上がりの流れを理解することができましたし、決済など重要な機能開発にも取り組めました。思い通りにいかず苦しい事もありましたが、あの手この手を使ってやり切り、大きな壁を乗り越えたという達成感を味わうことができました。


ー新人のうちからとても貴重な経験を積めましたね。サービスローンチ後はどんな取り組みをしていますか。


【DI】まずはスピード感を持って機能追加しユーザーの満足度を向上してくことを意識していました。ユーザーサポートに来た要望に応えるために、24時間以内に新機能実装なんてこともありましたよね。

【KS】はい、ユーザーから問い合わせを受けた時点で実装していない機能だったので、自分と【SK】さんで、開発とデザインを並行して進め、ユーザーサポートメールの返信期限までに超特急で対応しました。

ーすごいスピード感ですね。ビジネスの話に戻すと、グローバルサービスならではの苦労はありますか?


【KK】ユーザーの行動パターンが日本と違うと感じます。例えば、日本だと土日に課金が増えるのでそれを踏まえて施策を考えるのですが、「Coolmic」だとあてはまらないこともあります。コンテンツもどういった要素がヒットするのかなども含め、販売データやアクセス状況、市場動向を見ながら仮説検証を繰り返し、日々改善を図っている段階です。


ー今後挑戦していきたいことはありますか?


【SK】コミックを盛り上げていくのは当然として、物販など関連領域も立ち上げ相乗効果をどんどん生み出していきたいです。ゆくゆくは現地に日本を丸ごと紹介するようなリアル店舗も出していきたいと個人的には思っています。

【KK】今は日本のコミックを翻訳して海外に輸出という形を取っていますが、いずれアメリカでも作家の方を獲得し、初めから現地向けの作品を作っていきたいです。そしてヒット作を日本に持ってくるという「クールジャパンを逆輸入!」といった展開を生み出していきたいです。私の個人的な願望としては、ロサンゼルスに支社を作り、バカンスを兼ねて出張に行きたいですね!

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